●原材料等の価格高騰により、2023年3月1日から価格を改定したため寄附金額が変更になりました。
※年末に向けてご注文が集中しております。
ご入金確認後2週間前後の発送を予定しておりますが、ご注文状況によっては3~4週間お時間をいただく場合がございます。
<対象となる地域>
伊豆諸島:青ヶ島村(青ヶ島)・利島村(利島)・御蔵島村(御蔵島)・式根島
小笠原諸島:小笠原村 (父島・母島・硫黄島・南鳥島など)
「もったいない」から生まれて20年、鹿角の女性たちが農作物を『おいしい形』で届けます!
平成12年鹿角市の直売所で働いていた女性たちが「もっと人を呼びたい」という気持ちから、加工品を作り始めたのが「レディースファーム」です。鹿角市はりんごの栽培が盛んな地域ではありますが、加工品の工場が少なく廃棄されるりんごも多くありました。
そこで最初に作ったのが、小さなアップルパイでした。
りんごの名産地である鹿角市、「材料はね、ほら、いくらでもあったから」と代表の米田敦子さんは笑います。
立ち上げた当初は、時間に余裕のできる農閑期だけでのんびりやろうと思っていた米田さん。しかし小さなアップルパイは口コミでどんどん広がり、なんとマスコミにまで取り上げられるように!
生地から丁寧に仕上げられるレディースファームのアップルパイは、やがて市のキャンペーンとしてもお声がかかります。
それは鹿角地方の鉱山で採れた金が、岩手県平泉の世界遺産・金色堂に運ばれたという伝説にかけて、’’黄金のスイーツ’’が作れないか?というもの。
黄金という言葉から、見た目にもゴージャスなスイーツを考えた結果、生まれたのが、現在もレディースファームのアイコニック商品として知られる「極(きわみ)」だったのです。
「極」は、日経新聞でも紹介され、爆発的な人気となりました。
数ヶ月待ちでひと月の送料だけでも100万円を超えたり、遠くは種子島からの注文が入ったり……小さな加工場では一日に6個までしか作ることが出来ず、いよいよ手狭になってきました。
さらに「極」が売れたことで、もっと色々なものを作りたいと思うようになり、加工場を徐々に広げ今のレディースファームが出来上がりました。
「もったいないという気持ちでしょうね。鹿角はほんとうに豊かな土地で、作っている農作物の種類も量も多いんです。その豊かさを無駄にしたくない、地元の農作物を無駄にしたくないという気持ちです。だからこそ、なるべく無駄のない加工で、余ったらまた何か別なものに……って考えて。2年3年かかっても諦めないのはしつこいからですね(笑)」(米田さん)
秋田県のなかでも、鹿角は’’特別な土地’’と米田さんは言います。他市町で生まれ育った米田さんは、農業においてすべて作り、出荷までしている鹿角の豊かさにおどろいたそう。
そして特別なほど豊かな土地だからこそ生まれてしまっていた’’余り’’を、’’おいしい形’’にして全国へ届けるレディースファーム。’’ハズレ無し’’で知られるレディースファームの美味しい加工品を、ご自宅までお届けします!
現在、レディースファームには子育て世代から上は85才という、幅広い年齢層の女性が働いています。
しかし、立ち上げ当初からすべてが上手くいっていたわけではありませんでした。
直売所から加工メンバーとして集まったのは10名ほどでしたが、農作業との両立がむずかしく、数年でメンバーは5名まで減ったそう。アップルパイが売れていくにつれ忙しくなりましたが人手は減り……代表の米田さんが一人で作業をすることもあったり、早朝の早い時間だけメンバーに手伝ってもらったり。
さらにレディースファームの知名度が上がっていくなか、メンバーの病気や死別など、さまざまな別れを経験した米田さん。その別れに「ショックが大きかった」と簡単に言っても、その大変さは言葉以上のものだったことでしょう。
それでも、ここまでやってこれたことを「良いスタッフ、良いご近所さんに恵まれていたからです」と、米田さんは話します。レディースファームの加工場のなかでは、幅広い年齢層の女性たちが忙しく手を動かしながらも、笑い声にあふれていました。
米田さんは、レディースファームを『女性が生涯現役で、子育て世代もよろこんで働ける場所』にしていきたいと言います。
「子育て世代の女性は、なによりも時間が欲しいんです。だからその辺りには柔軟に対応しています」(米田さん)
この町に暮らす女性たちがより豊かに働ける職場としても、レディースファームは鹿角の宝。レディースファームの『おいしい物』を食べることは、鹿角の女性たちを応援できるということ。
ぜひ、気になる一品からご賞味ください!