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孤高の個食鍋
~episodeトマトカレ~
4月某日。陸前高田地域振興株式会社、午前8時。
工場の最奥部に石川五右衛門も逃げ出すような大釜が3機。そのひとつに沸かされた、大量のお湯から発せられる湯気が室内を満たしている。
隣の加工室に移動する。
作業台には殺菌された器具が整然と並び、その傍らで冷凍庫から次々と原料が運び出されてゆく。
丁寧に皮むきされたミニトマト、スライス玉ねぎにしめじ、豚バラ肉も入るようだ。
一人の作業員が容器の蓋を開けた。
その瞬間、カレーのスパイシーな香りがふわりと広がる。
どうやらトマトベースのスープのようだ。
濃赤色のスープからは、カレーの他に濃厚なトマトと微かにハーブの香りが広がる。
作業員が定位置につき、丁寧に、ていねいに食材が盛り付けられてゆく。
最後の仕上げは特製のチーズソースの上にブラックペッパーをひとつまみ。
トマトとカレーと豚バラ肉とチーズ。おいしくないわけがない。
なぜならおいしいものしか入ってないから。
孤高の個食鍋
~episode牡蠣~
4月某日。陸前高田地域振興株式会社、午前10時15分。
廊下に笑い声が響く。何か面白い話でもあったのだろうか。
談笑しながらサニタリー室へ移動し、鏡の前へ。身だしなみを整え、丁寧に手を洗って工場内へ。
今日は何を作るのだろうか。作業員の動きに注視する。
運び出されてきたのは・・・スライス玉ねぎに皮むきされたトマト。肉厚のしいたけに短冊のイカ。
三陸産の牡蠣。そして黄金色のスープ。
生姜と、ハーブと、オリーブオイル・・・だろうか。黄金色のスープからは様々な香りが漂っている。
作業員が定位置につき、丁寧に、ていねいに食材が盛り付けられてゆく。
黄金色のスープをたっぷり入れて、優しく蓋を閉じる。
一見バラバラにも思える食材の組み合わせだが、加熱することで牡蠣の濃厚な旨みがスープと混ざりあい、何とも言えないハーモニーが生まれるのだ。
孤高の個食鍋
~episodeホヤ~
4月某日。陸前高田地域振興株式会社、午後13時。
昼食を終え、身だしなみを整えた作業員が続々と工場内へ入場してゆく。
トマトカレーと牡蠣のスープに続き、今日もまた新たな孤高の個食鍋が生まれるようだ。
運び出されてきたのは・・・スライス玉ねぎに皮むきされたトマト。肉厚のしいたけに短冊のイカと黄金色のスープ。
・・・おや?新たな個食鍋と思っていたが、今回も牡蠣のスープだろうか。原料、同じだし。
そう思っていた瞬間、背後の扉が開き、台車を押したひとりの作業員が現れた。
台車を覗いてみる。
・・・ホヤだ。
丁寧に洗浄され、一口大にカットされた大量のホヤの山(ホ山?)である。
ホヤ好きが作ったホヤ好きのためのスープ。
程よい酸味が効いていて、ホヤの新たな一面が垣間見れるかもしれない。
まだまだあります!!お勧め返礼品
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