当社は2005年から岩手県陸前高田市で製造業を営んでいます。
東日本大震災による津波の被害でメインの工場が全壊してしまいましたが、その年の10月、山の中の工場に設備を新調し、心機一転、製造を再開しました。
現在は水産物の缶詰を中心に、冷凍品やかにみそ製品などを取り扱っています。
従業員5名程度の小さな会社ですが、ひとつひとつ手作りで丁寧に製品を作っていますので、味・品質には自信があります。
地元の水産物を使った製品を製造し、その製品を広く知ってもらうことが地域の復興にもつながるという思いで、社員一同、日々製造に取り組んでいます。
「和尚(おしょう)」の愛称で親しまれるタイム缶詰の社長、吉田和生さん。
もともとは「オイシックス・ラ・大地」で30年間、食品を仕入れるバイヤーをしていた食品のプロです。
東日本大震災を機に、「東北を盛り上げたい」と30年近く働いたオイシックス・ラ・大地を定年直前で退職し、オイシックスの缶詰などで以前から繋がりのあった陸前高田市のタイム缶詰に入社しました。
タイム缶詰は海の近くに工場があったため、震災による津波の影響で工場が全壊しました。
その再開のために山の中の工場に設備を新調し、缶詰の受託中心だった営業形態から、オリジナルの自社缶詰を次々開発する形へ変化させていきました。
そんな吉田さんはしょっちゅう漁師や農家のところに出向き、食材を探しています。
面白い食材が見つかると、「缶詰を作ってみよう」と試作をつくる日々。
失敗することもあるそうですが、世の中にない新しい缶詰を生み出しています。
そんな和尚・吉田さんがつくった自慢の数々を、ぜひ皆さんもご賞味ください。
◎趣味の料理を活かして、「タイムの缶タンくっきんぐ」という缶詰を使った簡単料理をToutubeで配信しています。