イチゴといえば冬から春のイメージがありますが、その時期の苺は気温が低い時期に収穫する「一季なり」の品種です。それに対して「四季なり」の品種は比較的気温が高くても実をつけるのが特徴で、夏や秋にも収穫できます。今回お送りする品種の「なつあかり」と「信大BS8-9」はどちらも「四季なり」の品種です。
なつあかり:酸味がある品種が多い夏イチゴの中でも、比較的糖度が高く甘味と酸味のバランスの良いイチゴです。
信大BS8-9:長野県の信州大学で研究開発した品種で、爽やかな香りと酸味が特徴のイチゴです。
イチゴの栽培には温度管理が重要です。陸前高田は夏は涼しく、冬は日照量が多くて温暖な気候なことにより、管理がしやすく栽培に適した地域です。
代表の太田さんは岩手県農業研究センターの職員としてイチゴ栽培に関わっていましたが、岩手県沿岸でのイチゴの周年栽培を普及させるために2019年2月に株式会社リアスターファームを設立しました。
イチゴハウスの骨組みには地元の気仙杉の間伐材やB級品を利用し、木材の地産地消にも一役買っています。