桜の植樹に適した時期(3月・11月)に植樹会を開催し、市内の津波最大到達点に桜の苗を植樹しています。植樹会は、全国から参加者を募って実施しております。植樹する際に津波最大到達点に立つことで、津波災害の脅威を体感することができ、減災の重要性を学ぶ場として、多くの方からご好評をいただいています。
これまでに5,852名が参加、1,577本の植樹を行いました。市内のすべての津波最大到達点に植樹すると17,000本の桜の植樹が必要となります。
桜ライン311は17,000本の桜並木を目標として、今後も植樹活動を続けていきます。
植樹した桜の苗木は、きれいな花を咲かせるまでに多くの手間をかける必要があります。余分な枝の剪定や周辺の除草、追肥や病虫害、シカの食害の対策など、日々の管理作業が桜の生育にとって重要になります。桜ライン311の活動に共感し、ご支援をいただいた皆さまのお心をつなぐため、桜の育成に努めています。
「災害によって命が失われることのない社会をつくる」それが、東日本大震災を経験した私たちの願いです。災害の教訓は、自分たちの地域だけでなく、他の地域へも伝承していく必要があります。
桜ライン311では、東日本大震災での経験と減災の重要性をお伝えするため、全国各所で講演活動を行っています。これまでに189回の講演の場をいただき、のべ19,782人の方にお話しさせていただいてきました。(2019年10月1日現在)
これからも教訓を全国へ伝承し、災害によって人命が失われる悲しみを繰り返さない社会を目指していきたいと考えています。