「北海道民芸家具」の創始者・大原總一郎の父である大原孫三郎は、岡山県倉敷に日本初の近代西洋絵画美術館「大原美術館」を創設するなど、日本の美術工芸の発展に多大な功績を残しました。一方で、昭和初期に柳宗悦を中心に興った民芸運動に深く共鳴し、そのよき理解者でもありました。柳宗悦は、濱田庄司、河井寛次郎、富本憲吉、のちには英国人バーナード・リーチらとともに「民衆の工芸に工芸そのものの真の姿がある」と提唱しました。昭和39 年、大原總一郎は柳宗悦の思想と父孫三郎の意思を継承すべく、「民芸の復興を通じて日本人の心に伝統工芸の憧憬を取り戻そう」との思いで、北海道に「北海道民芸木工株式会社」を設立、ここに「北海道民芸家具」の歴史がはじまります。
先人たちが生活の中から生みだし、
大切に育んできたかたちや思想。
私たちはそうした伝統を大切に受け継ぎ、
お客様の心へ届けます。
手作りの良さを残しつつ、工業化を図り、使いやすさと使う楽しみを提供する民芸の心を大切にした家具です。
2020年に100周年を迎えた飛騨産業。温故知新の心構えで次の200周年に向けた挑戦が始まっています。